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いつもホームページを閲覧いただき誠に有難うございます。
ミエル化LABの下村です。
今週測定を実施させていただきましたビルダー様にて
素晴らしい結果が得られましたので、参考までに共有させていただきます。
この度、実邸(K様)にて高気密高断熱化を実現するにあたり、
仕様検討から各部納め方についても助言させていただきました。
はじめに社員様への”省エネ住宅とは何ぞや”の動機付けを丁寧に行った上で、
施主様の受注経緯のヒアリングや商圏コンペティターの取り組み情報を開示。
実行可能なレベル(施主様予算、工務店様のビジョン、施工体制、理想のポジショニングなど)
ですり合わせを行い、目標設定。
営業・設計ご担当のH課長様は目指すは”全国1位” ”出来ることは徹底してやり切りたい”
これまでの経験論ですが、最終的には現場を管理される管理者様の意識や熱意、性格(まめさ)
それらを職方さんにどれだけ伝えられるか(コーチング力)、また、日頃の職方さんとの関係性(信頼関係)が
成果(品質)として現れると切実に感じております。
今回のK様邸では、それらが巧く噛み合って、素晴らしい結果が得られました。
結果を発表します。
建物の隙間を示す、相当隙間面積 C値 0.09
この結果を導く際に、トータルで5回測定を実施いたしました。
1回目測定エラー
2回目測定エラー
3回目測定エラー 意図的に人工開口を設置 ※1cm×1cm 1c㎡
4回目測定エラー 意図的に人工開口を設置 ※2cm×2cm 4c㎡
5回目測定 意図的に人工開口を設置 ※3cm×3cm 9c㎡ ※添付写真参照
5回目測定時に得られた総相当隙間面積より人工開口面積を差し引き、実質総相当隙間面積を算出
34c㎡ ー 9c㎡ =25c㎡
25c㎡ ➗ 274.26㎡(実質延べ床面積) = 0.09 C値
ハウスメーカーからパワービルダー、スモールエクセレント(小規模スーパー工務店)を含めた公表値と比較しても、
トップクラスの数値を得ることができました。※桁違い品質 ハウスメーカー公表値0.6〜5.0
測定後にH課長様から言われた一言が、
”下村さんを驚かせたかった”
気密測定専門コンサルタント冥利につきる一言で、
自分自身が置かれているポジションで、
創り手(地元工務店様)へのお役立ち、ひいては住まい手(エンドユーザー様)への良質住宅の提供、
社会貢献(地球温暖化対策)の”3方良し(ミエル化事業立ち上げ時のビジョン)が実現できる事業であることを
改めて、確信いたしました。
後日、お施主様に結果を報告された際の様子を伺いましたら、
期待以上の性能結果に大変喜ばれ、お引き渡しを心待ちにされているとのことでした。
提案時は高気密高断熱のメリットにフォーカスしがちですが、
併せて建物の高気密化によるデメリット(反響音やレンジフード使用時の扉の開閉負荷など)を
対処法(吸音材料施工、同時給排型レンジフード採用、差圧型給気口採用など)を示し、
説明することが引き渡し後のギャップを埋めるポイントになります。
※今回のK様はシアタールームの遮音性確保を希望
これからも一つでも多くの良質住宅の実現と持続可能な社会(脱炭素)の実現に向けて、
創り手、住み手の水先案内人として邁進してまいります。
今後とも変わらぬご厚誼のほど、宜しくお願い致します。